現在
音でがんを治療する新しい治療法があります。
高密度焦点式超音波治療法High Intensity Focused Ultrasoundという
超音波の音を利用して、
深部にあるがん細胞を死滅させる治療法です。
頭文字をとって「HIFU(ハイフ)」とも呼ばれています。
超音波をターゲットとなる組織だけに集中することによって
その焦点部分はがん細胞が十分死滅できる65℃以上の高温にまで上がります。
さらに
焦点部よりたった5mm離れた組織では温度は低くなるために、
がん組織だけをピンポイントで死滅させることができます。
.wjgnet.com
このような形で一点に集中させます。
子供のころに虫眼鏡で太陽光を一点に集中させて
何かを焦がした実験をした人も多いと思います。
それと似たような原理です。
.wjgnet.com
さらに
放射線治療とは違い、超音波を用いるために
被曝などのリスクもありません。
外科手術のような侵襲性もありません。
こちらがハイフの機器です。
これよりも
小型化しているものも販売しています。
.wjgnet.com
現在このハイフは、
前立腺がんの治療によく用いられています。
その他にも
腎臓がんや膵臓がんなどにも応用されはじめています。
前立腺がんの外科的治療には、
かつては前立腺全摘出術が主流でしたが、
尿失禁や尿道狭窄などの術後合併症も多く、
入院期間も長いものでした。
最近では
ロボット手術が保険適用となり、
より侵襲性の少ない方法になりつつありますが、
進行したがんでは取り残しが多いという欠点があります。
英国ロンドンにある大学病院での報告では
ハイフによる治療をうけた前立腺がんの患者さん625人では、
93%の患者さんが5年間は再発が認められなかったという結果になりました。
合併症では1-2%に尿失禁が認められ、15%の勃起不全が確認されました。
(従来の外科手術法での術後尿失禁は10-20%、勃起不全は30-60%)
放射線治療では、放射線障害や直腸がんの発生率増加が問題となり、
重粒子治療は、いまだ普及は難しく
小線源療法ブラキーセラピーでは、効果が不十分とされています。
前立腺がんにおいて
ハイフは今後大きな役割を持っていくことが期待されます。
さらに
美容にもハイフが使われているのです。
newbeauty.hu
現在では
ハイフだけではなく、
さまざまな音を使った治療が
さまざまな病気に使われ始めています。
またご紹介していきましょう。
istasounds.org
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高密度焦点式超音波治療法High Intensity Focused Ultrasoundという
超音波の音を利用して、
深部にあるがん細胞を死滅させる治療法です。
頭文字をとって「HIFU(ハイフ)」とも呼ばれています。
超音波をターゲットとなる組織だけに集中することによって
その焦点部分はがん細胞が十分死滅できる65℃以上の高温にまで上がります。
さらに
焦点部よりたった5mm離れた組織では温度は低くなるために、
がん組織だけをピンポイントで死滅させることができます。

このような形で一点に集中させます。
子供のころに虫眼鏡で太陽光を一点に集中させて
何かを焦がした実験をした人も多いと思います。
それと似たような原理です。

さらに
放射線治療とは違い、超音波を用いるために
被曝などのリスクもありません。
外科手術のような侵襲性もありません。
こちらがハイフの機器です。
これよりも
小型化しているものも販売しています。

現在このハイフは、
前立腺がんの治療によく用いられています。
その他にも
腎臓がんや膵臓がんなどにも応用されはじめています。
前立腺がんの外科的治療には、
かつては前立腺全摘出術が主流でしたが、
尿失禁や尿道狭窄などの術後合併症も多く、
入院期間も長いものでした。
最近では
ロボット手術が保険適用となり、
より侵襲性の少ない方法になりつつありますが、
進行したがんでは取り残しが多いという欠点があります。
英国ロンドンにある大学病院での報告では
ハイフによる治療をうけた前立腺がんの患者さん625人では、
93%の患者さんが5年間は再発が認められなかったという結果になりました。
合併症では1-2%に尿失禁が認められ、15%の勃起不全が確認されました。
(従来の外科手術法での術後尿失禁は10-20%、勃起不全は30-60%)
放射線治療では、放射線障害や直腸がんの発生率増加が問題となり、
重粒子治療は、いまだ普及は難しく
小線源療法ブラキーセラピーでは、効果が不十分とされています。
前立腺がんにおいて
ハイフは今後大きな役割を持っていくことが期待されます。
さらに
美容にもハイフが使われているのです。

現在では
ハイフだけではなく、
さまざまな音を使った治療が
さまざまな病気に使われ始めています。
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コメント
コメント一覧
以前、TVで「NASAの宇宙ステーションでは音による治療が行われている」と聞いた
ことがあり、将来の医学・医療はそれが主流になるだろうなとは思っていましたが、
音の周波数で細胞に働きかけることであらゆる病気を治す時代は、もう現実のもの
なのですね。
父が受けた「ゼロ磁場音響療法」というのは拍子抜けするほどシンプルで、
個室のリクライニング・チェアに腰掛けて、ヘッドフォンから流れる音を1時間
聴いているだけでした。チェアの背中部分にゼロ磁場発生装置(これが肝です)が
仕込んであるらしく、みんな気持ちよく眠ってしまうのだとか。
川のせせらぎの音とクラッシック音楽が大音量で流れていたと父は言っていました。
身体全体の細胞を活性化し免疫力を高める療法です。
予約すれば健常者でも誰でも気軽に受けられるのが嬉しいですね。