米国在住のコーレイ・ハンコックさんが、
米国オレゴン州にあるサンティアム川周辺を歩いていた時、
一匹の瀕死の赤ちゃんクマを発見しました。


どう見ても瀕死です。

 17457387_27facebook.com

全身雨に濡れたまま、横たわり、低体温になっているようにも見えます。
口の粘膜は青白く、目は半開き、動かず、赤ちゃんクマは瀕死の状態でした。


コーレイさんは、
しばらく遠くから赤ちゃんクマの様子を観察していましたが、
前足をわずかに動かしていることから
まだ生きていることが確認できました。

お母さんクマがどこかにいるのか、
いなければ
赤ちゃんクマは確実に死んでしまう状況です。

赤ちゃんクマが発見された場所「エルクホーン」は
気温もまだ寒い場所です。
 17621950_279021792552872_4444facebook.com


「このまま放置したら、間違いなく死んでしまう。」
コーレイさんは、母グマが襲ってくる恐怖の中、
自分の上着で赤ちゃんクマを包んで抱き、
車までの長い距離を走りました。
 
コーレイさんは、
無事に車まで赤ちゃんクマを連れて戻り
自宅のある街まで運転する合間に、
フェイスブックで助けを求めました。


「助けて！放っておいたら死んでしまう赤ちゃんクマを保護しました。
どこに連れて行けばいい？呼吸も弱く、反応もほとんどない。
現在サンティアム・ハイウェイをサーレム方面に走行中。」
17554101_278474839facebook.com

フェイスブックにはすぐにいくつかの返信があり、
結局ある動物保護施設へ搬入できました。


保護施設で
極度の脱水と飢餓状態にあると診断されて、
適切な治療が施され、
呼吸も落ち着き、
なんとか回復へ。
17629935_2799365facebook.com


赤ちゃんクマの命は助かりました。
17637113_27993657912facebook.com


コーレイさんは、この赤ちゃんクマに
発見された場所にちなんで
「エルクホーン」と名付けました。
 17457642_27993660facebook.com


後日このフェイスブックの投稿に
賞賛と非難の両方がありました。

中には
地元のゴシップ誌が、
コーレイさんが逮捕されるかもしれない、などの報道も。
17757628_280863662facebook.com

現在
エルクホーンちゃんは、
野生動物を扱う専門機関オレゴン州魚類野生生物局で保護され
順調に回復しています。

コーレイさんは
面会に行っている間、写真は撮れなかったので
壁にある写真が投稿されています。
17799970_284930175295facebook.com


再び野生に帰すことも目標です。

勇気ある決断に
クマの貴重な命が一つ助かりました。



今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。 

人気ブログランキング
タグ ：
#クマ
#保護