人は、チンパンジーに基本的権利を認めるのか?

米国ニューヨークで
チンパンジーの基本的人権を求めていた裁判で、
チンパンジーには人間と同じ権利は認められないという判決が出されました。
nbcnews.com
弁護士スティーブ・ワイズ氏が代表を務める動物愛護団体
「非人間の権利プロジェクトThe Nonhuman Rights Project」が
ニューヨーク州北部で狭いセメントと鋼鉄に囲まれた檻の中に監禁状態にあるチンパンジーのトミーとキコを解放するよう求めていた裁判の判決です。
nbcnews.com
この判決によって
トミーとキコを保護区に放す要請は却下されてしまいました。
最初に裁判を起こしたのは2013年。
ワイズ氏は
チンパンジーをモノではなく、
法律上の人間として認めさせることを願いとして活動してきました。
全米50州と他の国の法律を入念に調査して、
米国ではニューヨーク州が最も自分たちの主張に好意的だと見込んでいました。
そして
ニューヨークで監禁されているトミーとキコを原告として
裁判を起こしていました。
ワイズ氏は、
チンパンジーの人権を認めてもらう手法として
「人身保護令状」を請求しています。
人身保護令状は、
不当に拘束されている人の自由を回復するために裁判所に求める令状のことです。
人身保護令状の交付を受けるには「人」である必要があります。
つまり
人身保護令状が交付される判決が下されれば、それは「人」と同等の権利を有した存在として認められることになり、
最終的には
チンパンジーが人と同じ人権を持ち
監禁された檻から、自然保護区へと開放される可能性が高まるということでした。
原告側は、
チンパンジーと人間の共通性を訴えましたが、
ニューヨーク州上訴裁判所の判事は
「人とチンパンジーには共通性があったとしても、
チンパンジーには法律上の義務を負ったり、
自らの行動に法的な責任を持つことはできない」
との判断を読み上げました。
ワイズ氏は
今回の敗訴でも全くあきらめていません。
さらに彼は
ゾウやオルカの権利を求めて
裁判の準備をしています。
アルゼンチンの裁判所は、
動物園で生まれ、育てられてきた28歳のオランウータンのサンドラちゃんを、
「人間ではない人」として人権を認め、
「不当な監禁から解放されるべき」
という判決を下しています。
インドでは
インド環境森林保護省が、
イルカは「人類ではない人」としてその権利保護を認める方針を公式に発表しています。
私たち地球上の生き物は本来すべて平等で貴重な命を宿しています。
差別をする権利はありません。

ひかたま
ひかたま
ひかたま:愛を求めるチンパンジーのハグ
ひかたま:太陽と名付けられたチンパンジーの赤ちゃん
ひかたま:チンパンジーのリハビリセンター
ひかたま
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チンパンジーの基本的人権を求めていた裁判で、
チンパンジーには人間と同じ権利は認められないという判決が出されました。
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ニューヨーク州北部で狭いセメントと鋼鉄に囲まれた檻の中に監禁状態にあるチンパンジーのトミーとキコを解放するよう求めていた裁判の判決です。
nbcnews.comこの判決によって
トミーとキコを保護区に放す要請は却下されてしまいました。
最初に裁判を起こしたのは2013年。
ワイズ氏は
チンパンジーをモノではなく、
法律上の人間として認めさせることを願いとして活動してきました。
全米50州と他の国の法律を入念に調査して、
米国ではニューヨーク州が最も自分たちの主張に好意的だと見込んでいました。
そして
ニューヨークで監禁されているトミーとキコを原告として
裁判を起こしていました。
ワイズ氏は、
チンパンジーの人権を認めてもらう手法として
「人身保護令状」を請求しています。
人身保護令状は、
不当に拘束されている人の自由を回復するために裁判所に求める令状のことです。
人身保護令状の交付を受けるには「人」である必要があります。
つまり
人身保護令状が交付される判決が下されれば、それは「人」と同等の権利を有した存在として認められることになり、
最終的には
チンパンジーが人と同じ人権を持ち
監禁された檻から、自然保護区へと開放される可能性が高まるということでした。
原告側は、
チンパンジーと人間の共通性を訴えましたが、
ニューヨーク州上訴裁判所の判事は
「人とチンパンジーには共通性があったとしても、
チンパンジーには法律上の義務を負ったり、
自らの行動に法的な責任を持つことはできない」
との判断を読み上げました。
ワイズ氏は
今回の敗訴でも全くあきらめていません。
さらに彼は
ゾウやオルカの権利を求めて
裁判の準備をしています。
アルゼンチンの裁判所は、
動物園で生まれ、育てられてきた28歳のオランウータンのサンドラちゃんを、
「人間ではない人」として人権を認め、
「不当な監禁から解放されるべき」
という判決を下しています。
インドでは
インド環境森林保護省が、
イルカは「人類ではない人」としてその権利保護を認める方針を公式に発表しています。
私たち地球上の生き物は本来すべて平等で貴重な命を宿しています。
差別をする権利はありません。
南アフリカで27年間獄中生活を送った後で第八代大統領になったネルソン・マンデラ氏は、
「差別は魂の病」
といいました。
「差別は魂の病」
といいました。
もし
私たちの中にも、
ちょっとでも差別する思いがあるのであれば、
私たちの中にも、
ちょっとでも差別する思いがあるのであれば、
治さなければなりません。
差別は、ささいな優越感、劣等感という心の病から始まります。

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森井 啓二
ガイアブックス
2016-07-26

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