エビ料理の陰で殺されるウミガメたち : ひかたま（光の魂たち）

エビ料理。

日本人はエビの料理が大好きです。

特に
天然エビは人気があります。

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以前、
養殖エビの実態について書きました。
ひかたま：食べるということ　ロブスター・エビ編　命の大切さと五観の偈

今日は
天然エビを食べている人は
ウミガメを殺すことに関与しているかもしれないという話です。

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天然エビの多くは
バングラディッシュ、インド、ベトナムなどで収穫されます。

エビ漁では、
エビを捕らえるためには目の細かい網が必要です。

そこにウミガメたちも
引っかかります。

アオウミガメ、アカウミガメ、そして希少なタイマイなどが
網から逃れることが出来ずに
死んでしまいます。

ウミガメは

肺呼吸をする動物であるため、

定期的に呼吸しないと

溺死してしまうことになるのです。

現在は
ウミガメ除去装置（Turtle Excluder Device：TED）が開発されています。

TEDは、
漁網にかかってしまったウミガメを逃がすために開発された装置です。

米国では
1987年に、米国向けにエビ漁を行うすべてのトロール船に対しトロール網にTEDを装着するよう義務付けました。
1989年には、エビ・ウミガメ法が制定され、
米国は近隣諸国に対してTEDを備え付けた漁船によって漁獲されたエビだけを輸入することにしました。
1996年には、米国はこの法律を全ての国を対象として拡げています。

それでも
TEDの使用でも、いまだ欠点が多く、すべてのウミガメが助けられるわけではありません。

また、
他の国ではTEDなどのウミガメを助ける装置の義務付けしないことも多く

現実的には
いまだに
エビ漁で何万匹ものウミガメたちが犠牲になっているのが現実です。