このラッコの赤ちゃん。
推定生後二ヶ月。

バンクーバー島北部沖で一匹で漂っているところを発見され、
バンクーバー水族館救護センターに持ち込まれました。

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24時間体制でスタッフとボランティアたちがケアをして
すくすくと育ちました。

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野生では
赤ちゃんラッコは一匹では生存できません。
最初の生後半年まではお母さんの世話が必要なのです。

現在ミルクを哺乳瓶で飲んですくすくと育っています。
体重の25%ものミルクを毎日飲んでいます。

そして
ようやく離乳食である貝を与えはじめたところです。
三時間ごとに食事します。


いまは水に潜って、水の底に落ちたおもちゃを取りに行く練習中です。

ラッコは、
毛皮目的に乱獲されてしまい、
20世紀初めには個体数は激減して
絶滅寸前にまで減少しました。

国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されて
捕獲や売買は制限されています。





昔は海岸沿いに生息していたらしく
砂浜で日光浴をしている姿が普通に見ることができたそうです。

昔は人間に対する警戒心も無く、
そのためにあっという間に殺されてしまっていたようです。
そのため
生き残ったラッコたちは
現在のように海洋に出て一生を過ごし、
陸に依存しないで生活が可能なまでに適応していったとの記録があります。


日本名のラッコは
アイヌ語に由来しています。

日本の水族館にいるラッコは
最も多かった時期には122頭いましたが
現在は12頭まで減っています。

今後日本でもなかなか見ることができなくなるかもしれない貴重な動物です。



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