10月24日　月と土星が並ぶ





10月4日　中秋の名月
中秋の名月は、太陰太陽暦の8月15日の夜の月のことをいいます。
10月4日が中秋の名月で、
その翌々日の10月6日が満月になります。
昨年もそうでしたが、
2020年まで満月ではない中秋の名月が続きます。

ちなみに中秋の名月は9月というイメージが大きいのですが、
今年と2020年は10月になります。



この日にお月様を愛でることは、
農作物の豊作を祈る儀式が始まりともいわれています。


10月6日　金星と火星の大接近

惑星の接近はよくあることですが、
今回は
金星と火星が0.2度まで近づくという超接近です。

最も近づくのは午前1時34分になります。
この日は
満月です。


10月8日　りゅう座流星群

この流星群は
母彗星ジャコビニ・ジンナー彗星が回帰した時だけに
活発に活動することが知られています。

今年は
この母彗星が回帰しないので、
1時間に数個だけの出現となりそうです。

ゆっくりと流れる流星です。


過去には大出現した記録も残されています。
1933年には
1時間あたり最高12,000個に達したと言われています。


10月9～10日　おうし座γ星食とアルデバラン食

これらは北日本と一部西日本限定で見られます。
9日午後8時過ぎに、おうし座γ星食
10日未明には、アルデバラン食となります。

この時期は
おうし座南流星群が極大を迎えます。
（見頃は月明かりの影響がない10月中旬から下旬の夜半頃になります。1時間に2個程度と少ないです。）

10月18日　金星と火星と月の接近

未明に、月と金星と火星が接近します。
金星の上に月、月の右上に火星が見えます。



10月21～22日　オリオン座流星群

秋のメインイベント、オリオン座流星群です。

今年は、
極大が10月21日の20時頃です。
流星群がよく見えるかどうかは月明かりに左右されますが、
21日の月齢は1.7で、
しかも
空が完全に暗くなる前に沈みます。
そのため流星群の観察条件としてはとても良いです。

1時間当たり20個以上が期待できます。

是非、大好きな人と見たい流星群ですね。



10月24日　月と土星が並ぶ
月の左下に土星が並びます。






10月の空といえば
「October Sky」（10月の空）という映画がありました。
邦題は、「遠い空の向こうに」です。




1957年10月
ソ連が打ち上げた人類初の人工衛星を見た米国の小さな炭坑の田舎町の高校生4人が、
ロケット作りに挑戦した実話を元に映画化されています。

元NASAのエンジニアの実話に基づいた回顧録です。

ロケット作りを通して、
古い田舎町に特有の多くの困難を経験しながらも
成長していく過程を描いた映画です。