ハゲワシ
orientalbirdimages.org
このブログでも
人の痛みどめ薬ジクロフェナク汚染の影響で
ワゲワシが絶滅寸前にまで追い込まれた話をしました。
ひかたま:痛みどめで猛禽類の危機
米国カリフォルニア州とアリゾナ州北部に生息する
どんな生き物でも
繋がり合い
全体の調和をとるために大切な役割を担っているのですね。
ひかたま:痛みどめで猛禽類の危機
ひかたま:
ひかたま:
ひかたま:食中毒にならないコンドルと納豆
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このブログでも
人の痛みどめ薬ジクロフェナク汚染の影響で
ワゲワシが絶滅寸前にまで追い込まれた話をしました。
ひかたま:痛みどめで猛禽類の危機
かつてのインドでは、
ハゲワシが最も一般的にみられる野鳥でした。
ハゲワシは死んだ動物たちの遺体を食べて掃除してくれる
貴重な存在。
ハゲワシは死んだ動物たちの遺体を食べて掃除してくれる
貴重な存在。
ところが
1990年代に入ると
突然ハゲワシたちの謎の大量死が始まりました。
そして
その生息数は一気に
97~99%激減。
すぐに手を打たないと絶滅する直前の状態までいきました。
2004年になって
大量死の原因が判明しました。
調査の結果、
ハゲワシの死因は、
ジクロフェナクという痛みどめ薬を与えられた牛の死骸を食べたことが原因でした。
これは人で良く使われる痛みどめです。
これは人で良く使われる痛みどめです。
牛の体内には服用したジクロフェナクがわずかに残留していたのです。
このジクロフェナクが残留した肉を食べたハゲワシは、
一気に元気を消失します。
体内では
急性中毒性腎炎(内臓性痛風)を引き起こし
24時間以内に死んでしまっていたのです。
こちらはこの実態を描いたショートムービー
「」(最後の希望)です。
人では、
化学兵器の開発・生産・貯蔵・使用を全面的に禁止する化学兵器禁止条約というものがあります。
化学物質で
健康を害したり
死に至らしめることはあってはならないからです。
それは
人だけでなく
動物たちにも広げるべき課題です。

当時
牛にジクロフェナクは魔法の薬として使われていたのです。
1%ほどの牛にジクロフェナクが残留していましたが、
猛禽類全体を絶滅させるには十分な数でした。
牛は、大切なものとされていたために、
亡くなると
鳥葬と言って鳥たちに食べられて天に召されるという風習があったのです。
現在
インド、ネパール、パキスタン、バングラディッシュでは、
インド、ネパール、パキスタン、バングラディッシュでは、
動物用のジクロフェナクの製造・使用は禁止されています。
いまだに
鳥に毒性のある薬物がいろいろと使われています。
サルファ剤やアミノグリコシド系抗生物質、抗コクシ剤、消毒剤、殺虫剤など。
中毒量ではないからかまわないというのが
現在の状況です。
ほんとうに中毒量でなければいいのでしょうか?
こちらはこの実態を描いたショートムービー
「」(最後の希望)です。
人では、
化学兵器の開発・生産・貯蔵・使用を全面的に禁止する化学兵器禁止条約というものがあります。
化学物質で
健康を害したり
死に至らしめることはあってはならないからです。
それは
人だけでなく
動物たちにも広げるべき課題です。

米国カリフォルニア州とアリゾナ州北部に生息する
カリフォルニアコンドルも
人為的な要因によって
同じように激減しています。
人が鉛弾丸を使って射殺したり、意図的に毒殺した動物の死骸を食べてしまい
カリフォルニアコンドルは次々と死んでいきました。
そして、
1987年には
たったの6羽だけが生き残りました。
気が付いた時には絶滅寸前でした。
futurity.org
アフリカでも
ハゲタカの減少が大きな問題となっています。
ライオンやゾウなどが毒殺されて、
それらの死骸を食べたハゲタカたちが大量に死んでいます。
一頭のゾウの毒殺で
600羽のハゲタカが亡くなった事例もありました。
人為的な要因によって
同じように激減しています。
人が鉛弾丸を使って射殺したり、意図的に毒殺した動物の死骸を食べてしまい
カリフォルニアコンドルは次々と死んでいきました。
そして、
1987年には
たったの6羽だけが生き残りました。
気が付いた時には絶滅寸前でした。

アフリカでも
ハゲタカの減少が大きな問題となっています。
ライオンやゾウなどが毒殺されて、
それらの死骸を食べたハゲタカたちが大量に死んでいます。
一頭のゾウの毒殺で
600羽のハゲタカが亡くなった事例もありました。
ハゲタカのような腐肉食の猛禽類の激減は
人にも大きな影響を及ぼすことが知られています。
インドのハゲワシの激減では
インドのハゲワシの激減では
他の腐肉食を食べるカラスやネズミ、犬が激増しています。
これらの動物たちは繁殖率がとても高く
ハゲワシ数羽分の減少によって、
ネズミ数万匹分の増加に相当するようです。
またハゲワシが腐肉を食べていたころには
ハゲワシの強い胃酸によって病原体は殺菌されて
さらに
人とは生活圏が違うために
病原体を拡げることはありませんでしたが、
ネズミや犬、カラスたちは
人の生活圏にいるために
病原体を拡げてしまうために
大きな問題が生じました。
これらの動物たちは繁殖率がとても高く
ハゲワシ数羽分の減少によって、
ネズミ数万匹分の増加に相当するようです。
またハゲワシが腐肉を食べていたころには
ハゲワシの強い胃酸によって病原体は殺菌されて
さらに
人とは生活圏が違うために
病原体を拡げることはありませんでしたが、
ネズミや犬、カラスたちは
人の生活圏にいるために
病原体を拡げてしまうために
大きな問題が生じました。
ハゲワシの激減によって
大量に増加した野犬の間では
狂犬病が蔓延してしまいました。
1992~2006年までに
少なくとも4万8000人が狂犬病で死亡しています。
ハゲワシの減少が
結果的に狂犬病の蔓延につながったのです。
大量に増加した野犬の間では
狂犬病が蔓延してしまいました。
1992~2006年までに
少なくとも4万8000人が狂犬病で死亡しています。
ハゲワシの減少が
結果的に狂犬病の蔓延につながったのです。
どんな生き物でも
繋がり合い
全体の調和をとるために大切な役割を担っているのですね。
ひかたま:痛みどめで猛禽類の危機
ひかたま:
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ひかたま:食中毒にならないコンドルと納豆
今月末に
新刊
「光の魂たち:動物編(仮題)」
が
きれいねっと出版から先行発売されます。
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