このところ忙しく
ゆっくりと書けません。
今日は
忘年会で酔っぱらって
だらだらと適当に書いていきます。
たまには
こういう書き方も。
(*´∇`*)



日本のテレビ。
特にワイドショーや報道の番組。
なんであんなにくだらないことばかり報道しているんだろう
思いました。
日本国民のほとんどが思っているのではないでしょうか。

さらに
そのどうでもいい他人の色恋沙汰を報道するだけでなく
一生懸命に議論したり、検証したり・・・。
どうでもいい記者会見を生中継したり・・。


あまりに異常なのでは
と思う人はきっと多くいるはず。


特定の個人攻撃もすごいですよね。
それでいて
イジメは社会の害だと言ってる・・。


若者のテレビ離れが加速しているのも
もっともな気がします。





人は
自分とは全く関係のない人のことについて
知り合いや家族と比較すると
より懲罰的な見方をする傾向があります。




ある研究報告でも
それが証明されています。

「最後通牒ゲーム」という心理試験を利用した研究があります。
最後通牒ゲームは
AさんとBさんの二人で行います。

二人に報酬を出して
その分け前はAさんが決めるというもの。
Bさんは、Aさんの提示が気に食わなければ拒否権があります。
二人が合意しないとどちらも報酬はもらえません。



この研究では
少しルールを変更しています。

Bの選択肢を
「配当を容認する」
「公平になるように補償を求める」
「Bの配当と同額になるようにAの配当を減らす罰則を与える」
という3つに変更したのです。

さらに、
AとBのお金の流れを客観的に観察する第三者のCに参加してもらいます。
そして
Bの代わりにBと同様の選択肢を選ばせる権利をCに与えた場合、
どのような判断をするのかを実験しています。

500人以上の被験者を対象に実験を行いました。

その結果、

Aが非常に不公平な配当を提示した場合、
多くのBの人
配当が公平になる補償
という選択でした。

一方で、
第三者のCにBと同様の選択をさせた場合、
多くのCの人
罰則の選択肢を選びました。


この実験が示したことは、
当事者でいる時と第三者でいる時は、
第三者の方が、より懲罰的に判断しやすい傾向があるとうことです。

人は、
公正さを求め、
公正ではない相手が自分と関係のない人である場合、
罰したいという欲求が強くなるようです。




テレビだけでなく、
SNSでも多くの批判発言が目立ちます。
ネットの匿名性から、
最近は人を簡単に裁く風潮が目立ちます。
国民の半分が大岡越前状態ともいえるでしょう。


でも、
もしバッシングされている当事者が自分と親しい人だったら
同じように対応するのでしょうか。
たぶん
違う対応になるのではないかと思います。



たしかに
事件や話題について取り上げること自体はとてもいいことだと思います。
どんなことでも
議題として取り上げられなければ
問題は解決しません。

特に悪意がある場合には
隠したり
ごまかしたり
他の話にすり替えたりしてしまうので、
一度スポットライトを当てて
問題を明らかにすべきだと思います。

また
組織になると
一人一人に悪意が無くても
組織を守ったり、
自分の身を守ったり、
人間関係や利害関係を守るために

事実を隠ぺいしたり
正しい行動をしようとしたものを排除したりと
結果的に
悪意のあるような行動をしてしまうことはよくあることです。


私も
ある組織で内部告発を受けて
大きな不正を正そうとしたことがありました。
理事会で正すことを期待して
理事たちに伝えました。
すると
それは明るみになることはなく
すぐに理事会ぐるみで隠ぺい工作が行われ
内部告発者もそれを受けた私も
組織から追放されました。


一人一人がとてもいい人であっても
組織になると
このようなことは普通に起こります。





「ア・フュー・グッドメン」(A Few Good Men)
という映画がありました。

数少ない良心の男たちという意味です。
_SX342_


米国海兵隊基地内で一人の海兵隊員が殺されます。

「規律を乱す者への暴力的制裁(コード・レッド)」として
殺されたのです。

真実を証言しようとした中佐は自殺。
大佐の命令に忠実に従った隊員たちは
除隊させられます。

この時の弁護士(トム・クルーズ)が
真実を知りたいと大佐(ジャック・ニコラス)に言います。


大佐は次のように答えます。
「You can't handle the truth!」
(貴様に真実を扱える力は無い!)と。


真実を知ったところで
巨大な権力を持つ組織の中では
完全に無力だ
という意味です。
You-cant-handle-the-truth-meme-gen




いまの社会では
このようなことが蔓延しています。


真実に忠実であれば排除され
隠ぺいする者たちが正当化される。


隠ぺいするのは
起きている事実の責任を
特定の人に向けて罰することが最優先となっているから。

誰も罰せられたくありませんし、
隠ぺいすれば
当事者以外誰も真実を知らず
ごまかせてしまう・・・。


私たちの社会では
何か悪いことをしたら罰せられる
という固定観念が定着しています。

だから罰せられないように隠せばいいということが
普通に行われてしまいます。


こればかりは
法律や規律でなんとかなるものではなく、
一人一人の精神性に頼るしかありません。



何か悪いことをしたら罰せられる。
本当は
何か悪いことをしたら皆の協力の元でしっかりとした償いを行い、
さらに今後よりよい方向へいくように皆で尽力する
という姿勢が正しいと思います。

必ずしも罰することが償うことにはなりませんから。
償うことと今後の対策は、優先して念頭に置かなければならないこと。

今飲んでいるコーヒーカップを床に落として割ってしまったら
罰せられることよりも
まずはコーヒーカップの破片を拾い上げ
床を綺麗に拭くべきです。


そして
すべては社会的な善悪の判断よりも「動機」が重要視されるべきこと。
コーヒーカップが割れた時に
わざとやったのと
うっかりと手が滑ってしまったのとでは
同じ事象でも大きく異なります。







すべて真実の元にさらけ出していいのかどうかは
議論の分かれるところですが、
真実を隠すことによって
著しく被害をこうむる人がいる限りは
問題点を明らかにすべきではないでしょうか。

さまざまな出来事の中には
すべての人に利益をもたらす
善意を持った嘘
というのも存在しますから
一概に真実をすべてさらけ出すことが最善とは限りません。


本当に見極めなければならないのは
狭い見識の中での善と悪ではなく
それに関わる当事者たちの「思い」「動機」であるべきです。






現代社会では
真実に従って素直に生きるよりも
自分や自分の属する小さな集団の利益を優先的に考えることの方が
正当化されている社会であることは間違いありません。。

競争社会の弊害でしょうか。




映画「ア・フュー・グッドメン」(A Few Good Men)

ア(A)がタイトルについているところが救われます。
これが
「フュー・グッドメン」Few Good Menであれば
良い男はほとんどいないという意味になってしまいますが
「ア・フュー・グッドメン」A Few Good Menなので
良い男は何人かいる
という希望のあるタイトルになっています。


ちなみに
この映画はある事件を基に作られている実話に準じた映画です。
原作者の妹が実際にグァンタナモ米軍基地で経験した内容に基づいているとのこと。
妹は、独立法務官、つまり米軍所属の弁護士です。
実際の事件では、いじめにあった隊員は重症でしたが一命を取り留め、
命令にしたがってリンチをした隊員は9名でした。
(映画では死亡、犯行は2名)
この映画に出てくる実在の当事者コックス氏らが
映画制作会社を相手取り
名誉棄損の訴えを起こしました。
しばらくして
彼は彼女と暮らすアパートから突然姿を消し、
その後
川のほとりで死体となって発見されています。
この事件は
未解決事件となっています。
112474109

話は戻って



批判はそもそも人に向けるものではなく、
出来事に向けるのが正しい方向。


人は各々の立場と能力によって大きく行動も思想も変わります。
罪を憎んで人を憎まずが基本だと思います。

人から出来事へと意識を向けることで
より真実を告げる人は増え、
さらに
よいよい解決策が出てくる機会が増えるのではないでしょうか。






今のテレビでの報道は
ただのいじめに近い方法であり、
問題解決に全くならない報道姿勢をとっています。


しかも
なぜか重要法案を通す時などに
どうでもいいような芸能人の事件を大々的に報道するのは
不思議です。




海外の報道番組の質との差がありすぎて
驚いてしまいます。


日本では
どこのチャンネルもまったく同じ内容。
しかも
どうでもいいことを根掘り葉掘りするだけ。



いまや
テレビの情報に頼るのは高齢者が多く
若い人たちは情報源としてすでにテレビに頼らなくなっています。


このままでは衰退しても仕方ないのですが、
せっかくの素晴らしい情報伝達方法なのですから
前向き思考の創造的な番組に変えていったらいいのではないでしょうか。



フィンランドの研究で、
1449人を対象に
普段から人を批判的に見ることの影響を調査した研究報告があります。

その調査結果では
人を批判する人たちは
そうでない人に比べて
認知症のリスクが3倍にもなるという結果が出ています。






タビストック人間関係研究所。

英国にある
精神分析学における様々な研究を行う組織です。


自称元英国秘密情報部(MI6)所属していたとされる英国人ジョン・コールマン氏が、
タビストック人間関係研究所に関する暴露本
「The Tavistock Institute of Human Relations」を
1999年に出版しました。

Tavistock cover300weducate-yourself.org



その本の告白では、
タビストック研究所が、
世界各国にむけてのマインドコントロールや洗脳などの研究を極秘で行っていること
一般大衆に向けたマインドコントロールが実験的に行われていること

などが書かれています。



それによると
一般大衆をマスメディアなどを使って人々を無能化していくことで
政治的な無能状態を作り出せる

ようです。

この暴露本の信憑性は誰もわかりませんが、
いまの
日本のワイドショーを見る限り
日本は自主的に
視聴者の無能化に貢献しているように思えます。




今日は
とりとめなくだらだら書きました。
言葉足らずで説明不足で誤解される記述もあるかもしれません。
寛容に読んでくれてありがとうございます。

今日もありがとうございます。
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