動物も人も兄弟姉妹がいます。

それは星でも同じこと。
私たちの住む太陽系の太陽も
兄弟がいると推測されてきました。

太陽を誕生させた分子雲は、
他の分子雲を見れば複数の恒星を誕生させた可能性が高く、
太陽の「兄弟星」が宇宙のどこかに存在する可能性があったのです。


太陽の兄弟星については
天文学上の推定だけではなく
古代インドの聖賢たちによっても言及されています。

ただし、
天文学上の兄弟星と
古代から語られている太陽の対となる兄弟星が
同じとは言えません。




今回は
天文学的に
太陽系の兄弟星の可能性がある「HD 162826」
テキサス大学の研究チームによって同定されました。

太陽系を産んだ同じ分子雲から生まれた可能性がある
と考えられるそうです。


siblingkevharris.wordpress.com

分子雲はとても巨大ですが、
それでも
太陽と一緒の分子雲から生まれた星は
太陽からは数百光年以内の宇宙に存在するはずでした。


テキサス大学研究チームは、
太陽と似ている性質を持つ30個の恒星を詳細に観測しました。

その結果
最も太陽に似ている恒星「HD 162826」を見つけました。

image_1919-HD-162826sci-news.com


HD 162826 は
ヘルクレス座の方向に
太陽から110光年離れた位置にある恒星です。

HD 162826 Chartfraknoi.blogspot.jp



6.56等級なので、
望遠鏡でも確認できます。

質量は、太陽より15%多く、
その他の性質は、
太陽とよく似ています。

化学組成は、太陽と全く同じと考えられ、
固有運動も太陽と一致する関係を持っているため、
兄弟星と同定されました。


太陽と同じような化学組成と質量を持つ恒星のため
地球のような生命体に適した惑星を持っている可能性もあります。


ヘルクレス座方面から来た宇宙人と知り合いの方は
聞いてみてくださいね。
(・∀・)



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