どんな時でも大空を見上げると
心癒されるものです。

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明るい空に
さまざまな雲が流れながら形を変えて
太陽の光でキラキラと輝きだす。

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時間を忘れて
見惚れてしまいます。



この大空の輝きには
実は
微生物が大きな貢献をしている
ことを
ほとんどの人は知りません。


Science Advancesに掲載された研究論文で、
南氷洋の微生物たちが雲の明るさに大きな役割を果たしているという結果が報告されています。

一つ一つはとても小さなプランクトン。

これはあまりに小さすぎて、
風に吹かれて
波しぶきと共に
海から飛び出してしまうことがあります。

そして、
上昇気流に乗って空へと運ばれると
そこで水分凝縮をうながし、
太陽の光を通常よりも強く反射する明るい雲を形成することが判明したのです。


夏の上空の雲では、
プランクトンが大量発生していない時期と比べると、
太陽光の反射が著しく強くなるのです。



その結果、
空はより明るく照らされます。


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雲は
まず空気の上昇から始まります。
上昇気流に乗って上空へ上った空気は
冷やされ
水蒸気が液状化し始めます。

でも
そのままでは大気中の水分は雲にはならず
飛び散っています。

大気中の水分は、
エアロゾルと呼ばれる大気中の微粒子があるとそれにくっつきはじめて
雲を形成していきます。

エアロゾルとは、風で舞い上がってきた空気中の土や火山灰、煙、波しぶきの中の成分などです。

その中には、
プランクトンのような小さな微生物たちも多く含まれていたのです。


特に
海の中の植物プランクトンは、
夏になると
大量発生して海面に集中して存在し、
波しぶきと風によって
容易に空へと舞いあがっていきます。

上空に達した植物プランクトンは
ガスを放出するために
自分の周囲に大気中の水分がくっつきやすく
雲の形成を促す効果があるようです。


微生物が
空の明るさに貢献している。



私たちが当たり前に思っている生活も
当たり前に使っている物も
すべてさまざまな存在が貢献してくれているおかげです。


知れば知るだけ
もっと感謝の気持ちが強まりますね。



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