日本の国内象牙市場が
違法輸出の温床になり
外国人による海外への違法持ち出しも横行していることが
世界自然保護基金(WWF)ジャパンの調査により判明しました。
2017年12月20日
WWFジャパンの野生生物取引監視部門は、
日本の象牙の国内市場と違法取引の実態に関する包括的調査の結果をまとめた報告書を公開しています。
そのWWFジャパンの報告書は
『IVORY TOWERS 日本の象牙の取引と国内市場の評価』。
WWF.or.jp
日本では
日本に存在する象の国内で取引は違法ではないため、
さまざまな場所で販売が日常的に行なわれ、
それが
海外へ違法に「輸出」される例が増加しているとのこと。
今回の報告書では、
日本が関与する国際的な象牙の違法取引の押収データ
国内店舗の実態調査
国内における違法取引事案
国内の象牙管理の課題
規制のための現行の法律が有効に機能しているかなどが
報告されています。
次の写真は、
中国当局が押収した日本から違法輸入された象牙製品
(中国・河北省石家荘税関撮影/出典:WWFジャパン)
日本の税関が、
国内から持ち出される時点で押収したのは、
たったの6%だけ。
日本から持ち出された象牙の94%は、
海外で発覚・押収されたものです。
違法な象牙の垂れ流しとなっています。
WWF.co.jp
2016年のワシントン条約第17回締約国会議では、
世界各地に存在するアフリカゾウの密猟や象牙の違法取引に寄与する市場について
「閉鎖」という緊急措置を求める勧告がされました。
アフリカゾウ絶滅の危惧が切迫しているからです。
米国や中国など世界各国が国内市場閉鎖を進めている中、
唯一日本では
「市場は適切に管理されている」として
閉鎖をしないまま
象牙の売買を維持していました。
どのようなものでしょう。
すでにNGO団体によっても
違法取引の温床になっていることは
日本政府は間違いなく知っていたはずなのです。
担当部署が
これらの報告書を読まないはずはありません。
今回のWWFの報告書が発表されたことにより
日本政府の見解と実態が矛盾する結果が
再び明らかとなりました。
合法として
象牙の売買が行われている限り
違法取引は無くなることはありません。
日本政府は
緊急に国内取引も禁止すべきだと思います。
ゾウは
今の状態が続くなら
絶滅はまぬがれません。
詳細はWWFジャパンのウェブサイトへ。
WWFジャパンの報告書はこちら。
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違法輸出の温床になり
外国人による海外への違法持ち出しも横行していることが
世界自然保護基金(WWF)ジャパンの調査により判明しました。
2017年12月20日
WWFジャパンの野生生物取引監視部門は、
日本の象牙の国内市場と違法取引の実態に関する包括的調査の結果をまとめた報告書を公開しています。
そのWWFジャパンの報告書は
『IVORY TOWERS 日本の象牙の取引と国内市場の評価』。
WWF.or.jp
日本では
日本に存在する象の国内で取引は違法ではないため、
さまざまな場所で販売が日常的に行なわれ、
それが
海外へ違法に「輸出」される例が増加しているとのこと。
今回の報告書では、
日本が関与する国際的な象牙の違法取引の押収データ
国内店舗の実態調査
国内における違法取引事案
国内の象牙管理の課題
規制のための現行の法律が有効に機能しているかなどが
報告されています。
次の写真は、
中国当局が押収した日本から違法輸入された象牙製品
(中国・河北省石家荘税関撮影/出典:WWFジャパン)
日本の税関が、
国内から持ち出される時点で押収したのは、
たったの6%だけ。
日本から持ち出された象牙の94%は、
海外で発覚・押収されたものです。
違法な象牙の垂れ流しとなっています。
WWF.co.jp
2016年のワシントン条約第17回締約国会議では、
世界各地に存在するアフリカゾウの密猟や象牙の違法取引に寄与する市場について
「閉鎖」という緊急措置を求める勧告がされました。
アフリカゾウ絶滅の危惧が切迫しているからです。
米国や中国など世界各国が国内市場閉鎖を進めている中、
唯一日本では
「市場は適切に管理されている」として
閉鎖をしないまま
象牙の売買を維持していました。
福島原発でも
同じような発言がありましたが、
政府の「適切な管理」とはどのようなものでしょう。
すでにNGO団体によっても
違法取引の温床になっていることは
日本政府は間違いなく知っていたはずなのです。
担当部署が
これらの報告書を読まないはずはありません。
今回のWWFの報告書が発表されたことにより
日本政府の見解と実態が矛盾する結果が
再び明らかとなりました。
合法として
象牙の売買が行われている限り
違法取引は無くなることはありません。
日本政府は
緊急に国内取引も禁止すべきだと思います。
ゾウは
今の状態が続くなら
絶滅はまぬがれません。
詳細はWWFジャパンのウェブサイトへ。
WWFジャパンの報告書はこちら。
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