いままで何度か遺伝子編集について書いてきました。

ひかたま:遺伝子編集
ひかたま:遺伝子編集の暴走


遺伝子編集は、
遺伝子DNAの配列の並び替えなどの操作を行って
「編集」してしまう技術です。

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現在
人の遺伝子の編集についても世界中で研究が進められています。

人体を遺伝子レベルで
作り変えようとしています。



世界反ドーピング機関では
「遺伝子編集による遺伝子ドーピング」が
ドーピング禁止リストに加えられたようです。

遺伝子編集によって
筋力増強など運動能力の向上など
人体を作り変えることにも活用できるからです。


倫理観さえ持たなければ
スポーツや戦争など人が争う分野には
次々と応用されてしまう怖れもあります。


実際に
すでに人体に試されています。


ところが
英国の研究チームが
遺伝子を自在に操作できるゲノム編集技術の一つ「クリスパー・キャス9」を使うと、
DNAの一部が消えてしまうなど
想定外の重大な事態が起こる可能性がある
ことを発見しました。


「クリスパー・キャス9」を使った遺伝子編集によって
編集を狙ったDNAの塩基配列の近くで、
編集とは別のDNAの部分で数千塩基分の配列が消失したり
他の意図していない塩基配列が組み込まれたりする現象が起きていました。



「クリスパー・キャス9」は医療現場で利用されようとしていますが、
遺伝子編集の時に
このような想定外の異常が発生したことによって、
重大な病気を作り出してしまう可能性が出てきました。


まるで
副作用を知らずに使われて大きな被害を出したサリドマイドの再来のようです。



人類は
遺伝子の解明も技術も未熟なまま
目先の利益を求めて
遺伝子編集に着手してしまいました。


同じようなことはたくさんあります。
原子力も同じこと
自然への小手先の介入で自然破壊を引き起こしてしまうことも同じこと
気象を操作して異常気象を誘発してしまうことも同じこと
体への有害性を理解しないで抗がん剤を投与し続けるのも同じこと


どれも
目先の利益ばかり追求してきたものばかり。


心を伴わない頭脳中心の科学は
人を間違った方向に向かわせます。

頭とハートのバランスをとることで
初めて正しく科学技術を活用できるのではないでしょうか。



現代科学や医学は、
いまだ物質的側面だけが探究し続けられています。
それで細胞やDNAの構造は解析できても、
そのデータからは
身体の内側に備わる「完璧な摂理」「神聖さ」「尊さ」「生命の本質」は見えてきません。


科学は
それを探求する側から
もっと根本から変わる必要があるのかもしれません。






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