7月31日に
火星が15年ぶりに地球に大接近します。

mars-11012_1280


火星は、
地球のひとつ外側を公転している惑星で
約2年2ケ月ごとに地球に近づきます。

でも火星の軌道は、円軌道ではなく、楕円軌道のために
毎回地球との接近距離が異なります。

今回の火星と地球の最接近は、
2018年7月31日16時50分です。

この日の火星と地球の間の距離は
5758万9633キロメートル。

前回の2003年8月27日の大接近の時には
地球との距離は0.3727AUで
(今回は0.3850AU)
約6万年ぶりの大接近でしたが、
今回もそれに近い接近ぶりです。


東京では、
7月31日、
火星は18時51分に南東から昇り、
23時32分に南中し、
明け方の4時18分に沈みます。

札幌では、
19時10分に南東から昇り
23時26分に南中し、
3時46分に沈みます。


夜のあいだずっと
空で赤く輝く星が火星です。


この日の火星は
マイナス2.8等星まで明るくなりますので
簡単に見ることができます。


ちなみに
この前後の日は、
みずがめ座δ流星群がよく流れる日でもあるのですが
月が明るく、
流星がよく見えないかもしれません。



火星の位置と見かけの大きさの関係の図が
国立天文台で公表されています。

about-s国立天文台天文情報センター

火星は、
太陽のまわりを公転している惑星なので、
星座の中での位置を変えて動いて見えます。

position01-s国立天文台

拡大するとこんな動きです。
くるっと宙返りするような動きに見えます。

順行→留→逆行→留→順行の動きは、
地球と火星の会合前後、
地球が火星に追いつき、
追い越すときに起こります。


この惑星逆行は、
最近のネット情報では、
なんでもネガティブなことを惑星逆行のせいにしてしまう人も多いのですが、
そうではありません。

このような惑星の動きは、
人の心に「衝動」を引き起こす作用があります。
その衝動をどう対処するかは
本人次第です。
positi2-s国立天文台


今回、
火星は6月下旬から9月上旬頃まで
マイナス2等を超える明るさで夜空に輝いています。

ゆっくりと見ることができますね。
次に距離が6000万kmまで接近するのは、
2035年9月になります。





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