バイカル湖。世界遺産。

ロシア南東部シベリアにある三日月型の湖。
世界で最も古い古代湖として知られ、
「シベリアの真珠」、
そして
世界屈指の生物多様性を持つために
「生物進化の博物館」
とも称されています。

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湖水面の面積は琵琶湖のおよそ46倍
貯水量は世界一で
世界中の凍っていない淡水のおよそ20%がこのバイカル湖にあります。

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そして水が綺麗で
世界最高の透明度を誇る湖でもあります。

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この静かなバイカル湖周辺に
近年
中国から観光客が押し寄せています。

北京から2時間で来れるからです。

そして
観光だけでなく
中国人の富裕層たちが次々とホテル建設に乗り出しています。

バイカル湖周辺は手つかずの自然が広がり、
その分
上下水道整備などのインフラは整っていない地域がほとんどです。


そこに
大規模なホテルが建設され
次々と観光客が押し寄せたら・・・・



地元当局では、
観光客が増加すれば
地域にお金をもたらし、活性化して、新たな雇用の創出にもつながると期待しているようです。

でも
もともと住んでいる住民たちは、
人が押し寄せることで起こる自然汚染や破壊、
中国人が村へと流入してくることに怖れを感じ始めています。


中国人投資家は
次々と
一世帯の住居で建築申請して当局の許可をもらい
親族がたくさんいるという名目で
ホテルを建てることも行っています。

現在この件では多くの裁判が行われています。


さらに
バイカル湖の水を中国に輸出するための工場まで建設が始まりました。



すでに
村はゴミで溢れ
水質も悪化し、
今まで飲んでいた湖の水も飲めない状態となってきています。

自然環境保護とインフラの整備と観光客の需要の拡大のバランスが
全く
取れていないのです。





プーチン大統領は
「バイカル湖周辺の広い地域は極めて高い汚染状態にある」
と指摘しました。

そして
バイカル湖の豊かな自然環境は、
ロシアのものにとどまらず、
この地球全体のものであることを強調し、

将来世代のためにバイカル湖を保全することは
「間違いなく政府の優先事項」だと明言しています。


日本でも
北海道では
外国人の土地の買い占めが野放しにされていると聞きました。

どうなのでしょうか。

今後
美しい自然を未来に維持することができるのでしょうか?


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