イベルメクチンを入手した人は多いようです。

ご自分の飲む薬であれば
どういうものかを
しっかりと知っておきましょう。


薬効分類名:駆虫剤
規制区分:劇薬
処方箋医薬品:注意−医師等の処方箋により使用すること
有効成分の名称:イベルメクチン
含量:イベルメクチンとして3000μg


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効能又は効果
1.腸管糞線虫症
2.疥癬

用法及び用量
1. 腸管糞線虫症
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを2週間間隔で2回経口投与する。
2. 疥癬
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを1回経口投与する。
(動物のフィラリア予防の場合には、6μgを1回投与:人用のものと全く同じ成分)



用法及び用量に関連する使用上の注意
1.本剤は水のみで服用すること。本剤は脂溶性物質であり、脂肪を含む食により血中薬物濃度が上昇するおそれがある。したがって、本剤は空腹時に投与する。
2.本剤による治療初期にそう痒が一過性に増悪することがある

使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
ロア糸状虫による重度感染患者〔まれに重篤又は致命的な脳症が発症することがある。)
重要な基本的注意
1.本剤に対し過敏症反応があらわれた場合には、その後の投与を中止すること。
2.糞便内幼虫が陰転しない場合は再投与を考慮すること。
3.ロア糸状虫症患者では、中枢精神神経系 (脳症、頭痛、昏睡、精神状態変化、起立困難、歩行困難、錯乱、嗜眠、痙攣、昏迷等)、筋骨格系 (関節痛等)、その他 (発熱、結膜出血、眼充血、尿失禁、便失禁、浮腫、呼吸困難、背部痛、頸部痛等の疼痛等) の重大な副作用及びマゾッティ反応が報告されている。


副作用
国内で実施された臨床試験
50例中1例(2.0%)に、悪心、嘔吐が各1件、計2件の副作用が認められた。臨床検査値の異常変動は50例中4例(8.0%)に、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少及び血尿が各1件、計7件。

外国で実施された臨床試験
109例中12例 (11.0%)、20件の副作用。主な副作用は、めまい、そう痒が各3件、下痢、悪心が各2件等。

使用成績調査(腸管糞線虫症)
安全性評価対象309例中、副作用は19例(6.1%)、主なものは、AST(GOT)上昇、及び好酸球数増加の各4件、ALT(GPT)上昇の3件。

重大な副作用
1. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明) 観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. 肝機能障害、黄疸
著しいAST (GOT)、ALT (GPT) の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
3. 血小板減少があらわれることがある。

その他の副作用
1. 過敏症、蕁麻疹、そう痒、発疹
2. 肝臓 肝機能異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、γ-GTP上昇)
3. 腎臓 BUN上昇
4. 消化器系 下痢、食欲不振、便秘、腹痛、悪心、嘔吐
5. 精神神経系 めまい、傾眠、振戦
6. 血液 貧血、好酸球数増加、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少
7. その他
無力症・疲労、低血圧、気管支喘息の増悪、LDH上昇、血尿



高齢者に対する安全性は確立していない。注意して投与すること。
妊娠中の安全性は確立していない。動物実験で催奇形性が認められている。
本剤投与中は授乳を中止させること。ヒト母乳中に移行する。
小児に対する安全性は確立していない。

過量投与

ヒトで動物用イベルメクチン製剤(成分は同じ)の経口摂取、吸入、注射又は体表への曝露において、以下の副作用が報告されている。
発作、運動失調、発疹、接触性皮膚炎、浮腫、頭痛、めまい、無力症、悪心、嘔吐、下痢、呼吸困難、腹痛、異常感覚、蕁麻疹

イヌでの副作用報告
運動失調、異常行動、抑うつ、嘔吐、散瞳、流涎、見当識障害、知覚過敏、嗜眠、不安障害、攻撃性増大、痙攣、無反応無表情、虚弱、呼吸困難、徐脈、チアノーゼ、肺水腫、昏睡、筋肉の振戦、死。

ネコでの副作用
運動失調、見当識障害、異常行動、認知機能低下、全身の振戦、旋回運動、精神異常、徐脈、発熱、昏睡、死。

イベルメクチンの副作用は回復に長期間を要する例が報告されている。
人の場合、中枢神経系の異常があっても、緩やかで自覚症状がない可能性がある。








薬効薬理
イベルメクチンは、無脊椎動物の神経・筋細胞に存在するグルタミン酸作動性Cl-チャンネルに選択的かつ高い親和性を持って結合する。これにより、Cl-に対する細胞膜の透過性が上昇して神経又は筋細胞の過分極が生じ、その結果、寄生虫が麻痺を起こし、死に至る。
哺乳類では、シナプスを介して神経系に作用する。γ-アミノ酪酸レセプターの活性を増大させ、介在ニューロン抑制物質においてγ-アミノ酪酸のシナプス後結合を増強する。γ-アミノ酪酸は、細胞膜の過分極化を起こすシナプス後のクロールチャンネルを開く。





風邪の予防に
中枢神経系に作用してしまう駆虫薬(劇薬)を安易に飲む人がいる。
劇薬指定の意味もわからず・・

普段から
農薬や添加物や人工甘味料などを気にする人が
このような劇薬製剤を服用するという笑い話のようなことも
起きています。


最初の駆虫薬のコロナ適用の有効性の論文は
複数個所の捏造が指摘され
論文は撤回されました。

例えば

同一患者データのコピペが多く確認される
データの偏りが異常
 600人中410人の年齢が偶数
 同じ年齢の対象者が異常に多く、年齢の偏りが激しい
 フェリチンの下1桁が「3」になっている症例が3つしかない
 ヘモグロビンの下1桁が2~5のものが82%
連続変数にカイ2乗検定を行っている
Tableの結果がデータと全く一致しない
生データと論文データが不一致
数字にアルファベットが混ざっている

他にも
不自然な点があり
まともな学術論文にはなっていませんでした。


それでも結果の
イベルメクチンは効果的
という情報だけが
一人歩きして
続く30もの論文にも引用されることになり
ネットでも
拡散されました。


厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」では、
別の研究論文を参考にして
「イベルメクチンによる治療は標準治療や偽薬と比較して、
軽症患者における全死亡、入院期間、ウイルス消失時間を改善させなかった」
との見解を表明しています。




でも
捏造しなくても
今回のコロナのような無症状や軽症が多い感染症においては
統計的数字的に有効性を優位になるよう操作することなど
容易です。

イベルメクチンのコロナに絞った有効性の検討は
複数の研究グループが続けていますので
薬効薬理から推測して
いずれ有効性が確認されたという
論文が出ることでしょう。


一部追記になりますが、

2022年2月にマレーシアにおいて
比較的大規模なイベルメクチンのコロナに対する効果検証結果が
JAMA Intern.Med.誌に発表されました。

結果だけ言うと、
イベルメクチン投与群の方が重症化が多く死亡が少ないという結果でしたが、
投与群と非投与群では
明らかに効果ありと判断する統計的有意差は
ありませんでした。

従来言われていたウイルス効果だけだと
重症化を防ぐ目的で服用する人がほとんどだと思いますが、
重症化数は、
イベルメクチンを服用した人の方が多かったです。

結局
効いているのか、いないのか
全くわからなかった
という結論です。




でも
問題は
イベルメクチンの効果があるかどうか
というところにはないのです。



さて
ここで
コロナで飲む量を考えてみましょう。


ある医師の推奨では、

1回につき200~400μg/kg
1日1回、5日間、または回復するまで毎日服用
となっています。

犬の投与量は
1ヶ月に1回 6μ/kgです。
一般的に
犬では肝臓での薬物分解能と腎臓での薬物排泄能に優れ
飲んでもすぐに分解・排泄されるため
人と同じ薬を使用する場合、
約6倍ほどの高用量が必要になります。

これを踏まえて
人の適正量を決めると
1μg/kg /月
となりますが、

コロナの推奨量は、
ネットに書かれている高用量を信じて
一か月にかけて服用してしまった極端な場合
12000μg/kg /月
というあまりに怖い量になってしまうことになります。
もちろん
これは極端な例です。
(実際に海外でこのような投与量で重度の中毒例があると聞いています)


基本的に日本の医師は効能外での処方はできないため
個人輸入して
ネットで薬用量を見て
服用していると思います。


私の知人の一人が
やはり
飲んで
いろいろな面で
なかり重い体調不良に陥りました。

きっと医薬品を使う人たちは
その副作用も
コロナの後遺症と思っているのでしょう。


米国疾病予防管理センター(CDC)は、イベルメクチンの副作用を警告しています。

実際に、
イベルメクチンを自己判断で服用し、
深刻な中毒症状を引き起こす人が増加しているためです。

米食品医薬品局(FDA)も
「全米の中毒事故管理センターによると、イベルメクチンを服用した後、健康被害を訴える人の報告例が急増している」と警告しています。

これは成分が同じで安価な動物用を服用する人が多く
つい多めに飲んでしまうからです。

カナダ保健省も
「健康に重大な影響を及ぼす可能性がある」として
コロナの治療と予防にイベルメクチンを服用しないよう
警告を発しています。





ネットには
人の神経には作用しないから安全などと無責任なことも
書かれています。
でも実際の中毒症状が中枢神経の異常ですから
作用しないというのは
事実ではないことになります。


人工甘味料アスパルテームも
全く副作用は無い
として
多くの企業が採用しています。

でも副作用は
経験的に確認されています。


このような駆虫薬は、
お注射打たない人たちの脳機能をお休みしてもらうため?
と勘繰る専門家もいるほどです。



今後
変異が異常になった場合には
必要になる人がいるとしても

子供が感染しても無症状かごく軽症というレベルの
さらに
ほとんどの健康な成人も無症状か軽症というレベルの
感染症に対して、

今の段階では
シナプスに作用してしまう劇薬が
必要とは思えないのです。

(これからはわからない、というのは
既にお注射を打っちゃった人が感染すると、どうなるのかは未知数のため。
健康な人には必要ないです。)




今回のイベルメクチンは
実は
抗ウイルス効果の高いとされる
グリシンレセプターに作用するだけでは
ありません。


問題は
細胞核への物質の出入りを止めてしまう
という作用を利用して
風邪のウイルスに対抗しようとしたものになっている点です。

具体的に言うと
核内に必要とされるアミノ酸の流れを止めてしまいます。

だから
ウイルスにはある程度の効果があります。
細胞核に入って本領を発揮するウイルスの活動をブロックしますから。


でも


それがどういうことかを
誰も理解しないで使用しています。


動物実験では
卵巣や子宮が未発達となり、
正常な身体を維持するプロゲステロン産生量が著明に低下しました。
筋肉も萎縮しました。
奇形も生まれました。死産も確認されました。
脳神経系にも異常が発現しました。

他にもさまざまな異常が発現します。

当然でしょう、
細胞核の正常な営みを
妨害してしまうわけですから。


目に見える副作用だけが
副作用と考える人なら
それでいいと思います。



薬はたった一つの効能だけ見て
やみくもに使うものではありません。




それでは

予防できるから
強力に推奨する
でも
隠れた副作用については目をつぶるという

今のお注射と同じことになってしまいます。






精密かつ繊細、複雑な生体において、
一つの経路を人為的に変化させてしまう化学物質を投与することは、
服用目的以外に
広範囲の細胞・組織に対して悪影響を及ぼす可能性がある。


特に
シナプスを介して神経系の伝達に影響する化学物質は
生体内での
その副作用は解明されていない
ということは
知っておくべきです。



人の身体には
すべての不調を治す最も優れた免疫システムが存在しています。

一般的に
症状を抑圧する薬を投与することは
免疫システムを妨害する可能性があるのです。




私が言いたいのは
イベルメクチンだけのことではなく
風邪や病気の治療を
何でも外側の化学物質に頼りすぎないという
心の姿勢が大切だということです。



頼る前に
しっかりとやることが
あるはずです。


いつでも
外の世界ばかり見て
物質に頼るのだけでなく
同時に
しっかりと
自分自身を内観していただきたいのです。




風邪は
自分の軸が揺らいでいる時に
自ら引き寄せる
と昔の人は言い伝えてきました。


その通りだと思います。

まずは、自分の軸をしっかりとすることです。
そして、自分の生活を見直して、健全化することです。

それが
コロナからの愛あるメッセージの一つでしょう。



風邪は
本当は
悪いものではなく、

私たちの免疫を強化し
肉体を健全に保ち
生活習慣を見直すことを教えてくれる
弱者に対する優しい心を育て
身体を浄化してくれる
大切な共生パートナーです。





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