人の外の世界に対する欲望や執着には限りがありません。
自分の内側にある豊かさをすっかり忘れてしまった人は
心に欠乏感・空虚感を生じます。
それは本来、
心の中に入って満たすことが出来るのですが
物質至上主義の世界で盲目的に生きている場合には
外側の世界のもので
心の空虚感を満たそうとします。
それが
過剰な欲望の原因となります。
外の世界では
真の心の充足は満たされることがないために
欲望は
どんどん膨らんでいきます。
それは
心の内側にあるダイヤモンドを探すために
外の世界のダイヤモンドに似たプラスチックの塊を集めているようなもの。
その方向性の間違いに
自らが気が付かない限りは
欲望は止められず
満たされることもありません。
でも
ひとたびそれに気が付けば
自分を中心として世界は大きく変わっていきます。
自分が変われば
それに共鳴する人たちに良い影響は拡がっていき
世界は変わっていきます。
世界をよくするためには
自らが
より良く変わっていく必要があるのは
当然のことです。
ここからは再掲です。
エル・ペペ。
ウルグアイの第40代大統領を務めたホセ・ムヒカ氏の愛称です。
その質素な暮らしぶりから
「世界で最も貧しい大統領」として有名です。
realitieswatch.com
ムヒカ元大統領は
1935年生まれの82歳。
貧困な家庭に生まれて、
子どもの頃から仕事を手伝い、家計を助けながら育ちました。
1960年代に入ってゲリラ組織「ツパマロス」に入り、
活動。
彼は、6発の銃弾を受け、
4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験。
1972年に逮捕されてからは、
軍事政権が終わるまで13年近く
軍事政権側の人質として収監されていました。
その後
2009年11月ウルグアイ大統領選挙に出馬
当選し、
2010年3月1日よりウルグアイ第40代大統領に就任。
(任期:2010年3月1日 – 2015年3月1日)
世界ではじめて大麻を合法化した大統領でもあります。
彼は
自分の持つ資産を国民のための使い、
一国の大統領にも関わらず
とても質素な生活を送っていたことから
「世界一貧しい大統領」
と呼ばれるようになりました。
彼はその資産の大部分を国と国民のために寄付し、
貧困者たちのための住宅建設や子供たちのための農業学校設立などの慈善事業に
自己資産を投じていました。
個人資産は
使い古した1987年型フォルクスワーゲンと農地を耕すトラクターだけ。
しかも
この車は友人からの贈り物。
大統領になってから
この車を1億円で買いたいと申し出たアラブの大富豪もいましたが、
友人からの贈り物を売ることはできないとお断りしています。
大統領なのに、
路上でヒッチハイクしている人も載せちゃいます。
大統領時代の月収は、日本円で約97万円。
ウルグアイの平均月収が約6万円です。
でも、
その収入のほとんども寄付し、
平均的な一般庶民の収入しか手元に残さなかったのです。
彼は
自分が得たお金は、
貧しい人と企業家のために役立ててもらいたいと話します。
そして
大統領専用機なども持っていないために、
国際会議には通常のエコノミークラスで行くか、
時には
他の国の大統領に便乗させてもらっていました。
現在も
郊外の質素な住宅に暮らしています。
「本当に貧しい人とは、贅沢な暮らしをするためだけに働く人、無限の欲望があり満足しない人です。」
「一番大きな貧困というのは孤独です。貧困というのは物をたくさん持っているかどうかの問題ではありません。」
「人類は、消費社会にコントロールされてしまっています。
過剰消費システムが世界を壊しているのにも関わらず、多くの人が豪華な物やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。
私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
幸せになるためにこの地球にやってきたのです。」
「自分のエゴを満足させるために他者と競って、他者を破壊するような文化であってはいけない。」
「お金をたくさん欲しがる人は、政治の世界から追放されるべきだ」
「お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があります。彼らは政治の世界では危険ですから。政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです」
ムカヒ大統領が来日した時には
大きなニュースとなり、多くの人が感動しました。
でも
のど元過ぎれば忘れてしまう。
今、もう一度、私たちも、
そして
日本の政治家も見本にすべきところがたくさんあります。
今の日本の政治家は
国民の幸福よりも自分の政党の発展を求めているだけのようにも見えてしまいます。
政党を守るために
見苦しい言い訳会見や話題をそらすための発言・・
そして
それを政党に属する政治家のほとんどが黙認容認している。
証拠の隠滅も黙認。
鈍感で気が付いていないのか、
国民をないがしろにしているのか
いずれにしても黙認行為は国民を裏切ることにかわりなく、
政治家が国民を第一にしていないのでは
と思ってしまいます。
政党ごとに意見が対立し、主張が真っ向から異なるということは
そこになんらかの問題がある証拠であり、
政党ごとに
国民不在の論点が存在する可能性があるということですから。
さらにマスメディアも
そうした問題の本質を真正面から取り上げることも無く
その問題点を改善する道を示すことも無く
一般ウケする話題にすり替えただけの報道に終始しています。
権力や野心、しがらみを退けて、
国の土台である国民の声に耳を傾けて
思いやり、幸福、平等心に基づいた政治を心がけるのであれば
これほどの政党同士の消耗戦を行う必要もなくなり、
国と国民のための最善策が導き出す真の政治ができるはずです。
ムヒカ大統領、エル・ペペは
国民に愛され、親しまれ、とても大きな支持を得た大統領でした。
今の政治家に
同じような志で動いている人が
どのくらいいるのでしょうか。
今日もありがとうございます。
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自分の内側にある豊かさをすっかり忘れてしまった人は
心に欠乏感・空虚感を生じます。
それは本来、
心の中に入って満たすことが出来るのですが
物質至上主義の世界で盲目的に生きている場合には
外側の世界のもので
心の空虚感を満たそうとします。
それが
過剰な欲望の原因となります。
外の世界では
真の心の充足は満たされることがないために
欲望は
どんどん膨らんでいきます。
それは
心の内側にあるダイヤモンドを探すために
外の世界のダイヤモンドに似たプラスチックの塊を集めているようなもの。
その方向性の間違いに
自らが気が付かない限りは
欲望は止められず
満たされることもありません。
でも
ひとたびそれに気が付けば
自分を中心として世界は大きく変わっていきます。
自分が変われば
それに共鳴する人たちに良い影響は拡がっていき
世界は変わっていきます。
世界をよくするためには
自らが
より良く変わっていく必要があるのは
当然のことです。
ここからは再掲です。
エル・ペペ。
ウルグアイの第40代大統領を務めたホセ・ムヒカ氏の愛称です。
その質素な暮らしぶりから
「世界で最も貧しい大統領」として有名です。
realitieswatch.com
ムヒカ元大統領は
1935年生まれの82歳。
貧困な家庭に生まれて、
子どもの頃から仕事を手伝い、家計を助けながら育ちました。
1960年代に入ってゲリラ組織「ツパマロス」に入り、
活動。
彼は、6発の銃弾を受け、
4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験。
1972年に逮捕されてからは、
軍事政権が終わるまで13年近く
軍事政権側の人質として収監されていました。
その後
2009年11月ウルグアイ大統領選挙に出馬
当選し、
2010年3月1日よりウルグアイ第40代大統領に就任。
(任期:2010年3月1日 – 2015年3月1日)
世界ではじめて大麻を合法化した大統領でもあります。
彼は
自分の持つ資産を国民のための使い、
一国の大統領にも関わらず
とても質素な生活を送っていたことから
「世界一貧しい大統領」
と呼ばれるようになりました。
彼はその資産の大部分を国と国民のために寄付し、
貧困者たちのための住宅建設や子供たちのための農業学校設立などの慈善事業に
自己資産を投じていました。
個人資産は
使い古した1987年型フォルクスワーゲンと農地を耕すトラクターだけ。
しかも
この車は友人からの贈り物。
大統領になってから
この車を1億円で買いたいと申し出たアラブの大富豪もいましたが、
友人からの贈り物を売ることはできないとお断りしています。
大統領なのに、
路上でヒッチハイクしている人も載せちゃいます。
大統領時代の月収は、日本円で約97万円。
ウルグアイの平均月収が約6万円です。
でも、
その収入のほとんども寄付し、
平均的な一般庶民の収入しか手元に残さなかったのです。
彼は
自分が得たお金は、
貧しい人と企業家のために役立ててもらいたいと話します。
そして
大統領専用機なども持っていないために、
国際会議には通常のエコノミークラスで行くか、
時には
他の国の大統領に便乗させてもらっていました。
現在も
郊外の質素な住宅に暮らしています。
「本当に貧しい人とは、贅沢な暮らしをするためだけに働く人、無限の欲望があり満足しない人です。」
「一番大きな貧困というのは孤独です。貧困というのは物をたくさん持っているかどうかの問題ではありません。」
「人類は、消費社会にコントロールされてしまっています。
過剰消費システムが世界を壊しているのにも関わらず、多くの人が豪華な物やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。
私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
幸せになるためにこの地球にやってきたのです。」
「自分のエゴを満足させるために他者と競って、他者を破壊するような文化であってはいけない。」
「お金をたくさん欲しがる人は、政治の世界から追放されるべきだ」
「お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があります。彼らは政治の世界では危険ですから。政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです」
ムカヒ大統領が来日した時には
大きなニュースとなり、多くの人が感動しました。
でも
のど元過ぎれば忘れてしまう。
今、もう一度、私たちも、
そして
日本の政治家も見本にすべきところがたくさんあります。
今の日本の政治家は
国民の幸福よりも自分の政党の発展を求めているだけのようにも見えてしまいます。
政党を守るために
見苦しい言い訳会見や話題をそらすための発言・・
そして
それを政党に属する政治家のほとんどが黙認容認している。
証拠の隠滅も黙認。
鈍感で気が付いていないのか、
国民をないがしろにしているのか
いずれにしても黙認行為は国民を裏切ることにかわりなく、
政治家が国民を第一にしていないのでは
と思ってしまいます。
政党ごとに意見が対立し、主張が真っ向から異なるということは
そこになんらかの問題がある証拠であり、
政党ごとに
国民不在の論点が存在する可能性があるということですから。
さらにマスメディアも
そうした問題の本質を真正面から取り上げることも無く
その問題点を改善する道を示すことも無く
一般ウケする話題にすり替えただけの報道に終始しています。
権力や野心、しがらみを退けて、
国の土台である国民の声に耳を傾けて
思いやり、幸福、平等心に基づいた政治を心がけるのであれば
これほどの政党同士の消耗戦を行う必要もなくなり、
国と国民のための最善策が導き出す真の政治ができるはずです。
ムヒカ大統領、エル・ペペは
国民に愛され、親しまれ、とても大きな支持を得た大統領でした。
今の政治家に
同じような志で動いている人が
どのくらいいるのでしょうか。
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コメント
コメント一覧
それはその見ている人の内面の反映でもありますね。
我が国の政治家は党利党略、私利私欲のために奔走している、
と彼らを非難する前に自己の内面に向き合う必要があるということでしょうか。
誰かを非難している人を見たらまずその人自身を疑えと。
こうコメントしている私自身もその非難している人のお仲間になると思います。
最近また、タレントが失業対策として政治家を目指すのが流行ってる?らしいです。
タレント議員の中には、時間を経て徐々に本物の政治家らしくなった方もいるので、
一概にタレント議員がダメとは言えないものの、有権者としてはちょっと複雑な心境です。
ひと言「有権者を侮らないで!」と言いたくもなる。
大切なことを思い出させていただきました。
ありがとうございます。