「精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター」第八巻
バガヴァッド・ギーター第七章6詩節より

内容の一部抜粋です。





精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 8
森井啓二
きれい・ねっと
2024-09-27



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「この二つが万物すべての母胎であることを知れ。
私は全宇宙の起原であり、同様に全宇宙を消滅させるのも私である。(6)」



人間が肉体を纏っているように、
神は宇宙を纏っています。

人間の肉体は、
魂がエネルギーを供給しているから生きた状態で機能しているように、
宇宙も神のエネルギーがあるからこそ機能しています。


物質宇宙の土台は、
エネルギーである高次のプラクリティであり、
万物万象は
創造主由来のエネルギーによって顕現されています。

つまり、
創造主の大霊と生命体の魂は同等の性質を有するとはいえ、
「創造主からのエネルギーによってのみ存在できる」
という真実を知る必要があります。


低次のプラクリティの中で主な活動をしている物質世界の人にとっては、
物質世界を主体として自我を増幅させてしまう
という、
誤った思想を抱く傾向があります。

この誤った自我意識から脱して、
本来の純粋な意識状態に戻るのは、
高次のプラクリティを明確に理解できた時になります。


「カタ・ウパニシャッド」には、
物質世界、低次のプラクリティに埋没した人が
高次のプラクリティを認識できない仕組みが述べられています。

「自らを創造した至高の自己は、
全感覚器官を外側の世界に向けて歪曲させた。
こうして個々の魂は、
外的な感覚対象だけを見るようになった。
不死性を望み外側に向いた自分の感覚器官を閉じた賢者だけが、
真我を見ることができる」
(カタ・ウパニシャッド)


ここで語られているように、
地上で感覚器官が外の世界に向けられたことには、
大きな意味があります。


霊性進化をする上で、
その状態から学ぶことがある
ということです。



「彼によって、人は夢と目覚めた時の二相を見る。
崇高で遍満するアートマンを知った賢者はもはや嘆くことはない」
(カタ・ウパニシャッド)


続きは本書にて




精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 8
森井啓二
きれい・ねっと
2024-09-27




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