2025年2月5日は、ビーシュマ・アシュタミーです。
ビーシュマ・アシュタミーは、
バガヴァッド・ギーターの偉大な英雄ビーシュマの命日を祝う日です。
バガヴァッド・ギーターの偉大な英雄ビーシュマの命日を祝う日です。
享年116歳。
毎年マーガ月(1月~2月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の8日目になります。

ビーシュマは、シャンタヌ王とガンジス川の女神ガンガー神の間に生まれた8番目の息子です。
ガンガーは、最初に産んだ7人の息子たちを次々とガンジス川に投げ込んでしまいました。
ビーシュマは唯一の生き残った息子です。
ビーシュマは、シャンタヌ王に結婚しないことと王位を継承しないことを誓います。
そして、シャンタヌ王の願いを叶えるために王国の陰の立役者となったのです。
ビーシュマの死は、
人が地上で認識している悲しい死ではなく、
多くの神々や聖賢たちが列席する祝祭でした。
多くの神々や聖賢たちが列席する祝祭でした。
クルクシェートラの戦いで、
ビーシュマは人生最大の問題に直面しました。
ビーシュマは人生最大の問題に直面しました。
カウラヴァ王子ドゥルヨーダナは、
ビーシュマに自国軍の総指揮官を依頼します。
ビーシュマに自国軍の総指揮官を依頼します。
ビーシュマは、カウラヴァ兄弟側につきますが、
両軍とも同じ血縁関係にあるので、
両軍とも同じ血縁関係にあるので、
自分はパーンダヴァ兄弟を殺さないことを条件に
総指揮官に就任しました。
総指揮官に就任しました。
王への忠誠の誓いによってカウラヴァ軍の側の司令官となり、
愛するパーンダヴァ兄弟たち率いる軍と戦わざるを得ない状況に置かれました。
愛するパーンダヴァ兄弟たち率いる軍と戦わざるを得ない状況に置かれました。
カウラヴァ軍の総司令官ビーシュマは、
10日間にわたって軍を率い、
毎日10,000人の兵を倒すという圧倒的な戦力を見せました。
10日間にわたって軍を率い、
毎日10,000人の兵を倒すという圧倒的な戦力を見せました。
パーンダヴァ軍は、
ビーシュマ率いる戦いによって苦しめられました。
ビーシュマ率いる戦いによって苦しめられました。
ビーシュマは、
常に正義の戦いのために決めたルールを守り、
日没後は戦闘を完全に止めて、
負傷した兵士たちの手当てに尽力しました。
常に正義の戦いのために決めたルールを守り、
日没後は戦闘を完全に止めて、
負傷した兵士たちの手当てに尽力しました。
戦いの第10日目になり、
パーンダヴァ軍のアルジュナは、
クリシュナの導きとシカンディーの助けを得て、
ついにビーシュマを倒します。
パーンダヴァ軍のアルジュナは、
クリシュナの導きとシカンディーの助けを得て、
ついにビーシュマを倒します。
シカンディーは
前世でビーシュマに不当な扱いを受けたアンバーの生まれ変わりです。
前世でビーシュマに不当な扱いを受けたアンバーの生まれ変わりです。
ビーシュマは
シカンディーとの因縁を理解して、
自ら武器を下ろしました。
シカンディーとの因縁を理解して、
自ら武器を下ろしました。
これによって、
アルジュナはビーシュマを射抜きました。
アルジュナはビーシュマを射抜きました。
ビーシュマは、
その後すぐには死ぬことはなく、
冬至までの間、
床の上で両軍に知恵を授け続けました。
その後すぐには死ぬことはなく、
冬至までの間、
床の上で両軍に知恵を授け続けました。
この期間、
ビーシュマは王国の統治、正義、道徳、人生の意味など、
広範な事項について深い知恵を授けます。
これらのビーシュマの教えは、
マハーバーラタの重要な部分とされています。
ビーシュマは王国の統治、正義、道徳、人生の意味など、
広範な事項について深い知恵を授けます。
これらのビーシュマの教えは、
マハーバーラタの重要な部分とされています。
「Kuruvriddha(クル族の最長老)」とも呼ばれてたビーシュマ(Bhishma)は、
サンスクリット語の「Bhis(怖れ)」と「asmi (私、自我)」を合わせた名前になっています。
人の中に在る自我意識の象徴です。
この自我意識は、高次の自我であり、善も悪も無い状態です。
アルジュナがビーシュマを倒すことが、
この戦闘で最も困難であったのは、
自分の中にある自我意識だったからです。
この戦闘で最も困難であったのは、
自分の中にある自我意識だったからです。
コメント
コメント一覧
神の詩シリーズ、読まないという選択は
ありませんね。
単なる歴史、戦記の読み物ではなく
今、正に自らにも当てはまる実践書だったとは
詩の中に、今の自分を見つけたら
その先が知りたくて仕方なくなりますよ
はい。
ありがとうございます。バガヴァッド・ギーターは日本では読む人がとても少ないのが残念です。
8巻を三回ほど読み終えてから、瞑想に挑戦し始めて本を読むことが疎かになっていました。
一回では覚えられない登場人物の名前でしたが、何度か読んで覚えたような気になっていましたが、徐々に忘れていっていることにショックです
また1巻から読もうと思います。
瞑想ですが、始めるとすぐに眠ってしまうため迷走しています…
とりあえず毎日続けています。
バガヴァッド・ギーター、日本ではまだ読む人が少ないのですね。読めば読むほど味が深まってくるのに残念ですね。
でもこのような御本を世の中に出してくださって、本当にありがとうございます。
先生の『バガヴァット・ギータ』と出会い、まるで親鳥がひな鳥に餌を与えるが如く、丁寧にわかりやすく伝えてくださっているので、以前とは異なる深いハートの次元で伝わってきて、『ヨーガ・スートラ』なども今読むと、腑に落ちる感じがして、とても感謝しています♪ 『バガヴァット・ギータ』 18巻まで発行されるのを、楽しみにしています。